40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ユーロ/円】 ECB理事会後のユーロ安は一時的に

発行済 2013-02-12 09:29
更新済 2023-07-09 19:32

ユーロ/円相場は、123.50~127.50円のレンジで揉み合う展開に。2月7日の欧州中央銀行(ECB)理事会後にユーロが一時的に急落する場面も見られたが、大きな値動きには発展していない。ドル/円相場は新高値を更新しており、つれてユーロ/円相場も改めて地合を引き締めており、ユーロ相場のピークアウトは先送りされている。

ECB理事会であるが、政策金利は過去最低の0.75%で据え置かれ、特に追加緩和策の導入などは見送られている。ただ、ドラギ総裁がユーロ高が物価安定へのリスクに関する中銀判断に影響を及ぼす可能性などに言及したことで、マーケットでは事実上の口先介入と評価され、ユーロ高是正の動きが活発化していた。特に、フランスのオランド大統領がユーロ相場を誘導するための行動を呼び掛ける中、過熱気味だったユーロ高が政策的に修正されるリスクが警戒された。もっとも、11日にはドイツ連邦銀行のバイトマン総裁がユーロ相場が過大評価されているとの見方を否定するなど、ユーロ高是正の動きは盛り上がりを欠いており、本格的なユーロ安トレンドを形成するような動きは実現していない。逆に、ユーロ高に適度の調整をもたらした形になっている。

14日には日本銀行・金融政策決定会合が控えているが、今会合では追加緩和策の導入は見送られる公算が大きい。このため、イベントリスクとしては注意が必要だが、時期日銀総裁人事を巡る議論が活発化していること、15~16日の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で海外からの円安批判が高まる可能性が低いことなどを考慮すれば、円安圧力が本格的に後退するリスクは限定的だろう。このまま欧州債務問題の蒸し返しが本格化しないことが前提条件になるが、 123.50~127.50円のレンジ上限を改めて試す展開を想定したい。

今後1週間の予想レンジは、125.25~128.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます